音楽との相性

このAmpはロックに良いが、クラシックには...とか
このSpはJazz向きだがクラシックには...何でもこなすが、
どれも今一だとか....良くこんな記事を見るが....

確かに在るようですね。
何故そうなるのかは、推論でしかないが、
Ampでは
ダイナミックレンジが作用する。
立ち上がれの良さが影響する。
歪が影響する。
周波数、インピーダンスのF特性が作用する。
使用部品部品の違いが出る。


SPにおいては
さらに個性が激しく出る。
一番大きいのはコーン紙と言っても最近は紙を使うのは結構少ない。
フイルム系、金属系、ハイテク繊維系、パルプ(紙)系が在るようだ。
さらに組み合わせたものも多い。
分割振動を嫌うものも多いがJBLでは積極的に使っているものもある。
エッジは
エッジレス、LoDのギャザードエッジ、ウレタン系、布、ダンプ剤を使ったもの、
ゴム系など結構多様だ。

あまり変わらないのがダンパー。昔は蝶ダンパーなるものも有ったが....
フリーエッジでコイルを巻いているボビンがセンターを維持できないとかで、
ダブルエッジにしたり。

マグネットは材質によりアルニコ系とセラミック系がある。最近はより強力なネオジューム
を使ったものもあるが....ココも全盛の時に出尽くしている感がする。

カッテは口径1mもするSPが何社から出ていたが、今は....
大口径より16cm位のものを複数使う物が大型SPに成っているようで...
箱も高さと奥行きで容積を稼ぐ方向のようだ。
一説には低音の立ち上がりが良いと.....低音で立ち上がり....
でも、お腹に響く低音がでない?

ただ、調べると分かるが、20Hz位から出るSPはほとんどない!
音楽に必要ないと.....。

ピアノ、打楽器等、減衰型の音は、出だしは衝撃音的に来る。
その昔、ラジオ技術でSPのテストにインパルス応答を計っていたが....
あまり、良く分らなかった。
また、一定の音を出す、笛、バイオリンなどは静的物理特性と多少関係があるようだ。
しかし、クラシックでオーケストラとなると色々な音が存在するのでココが難しいと思う。

SPのトコで触れたように、物理特性が良いSPが必ずしも良い音を出してくれない。
AMPも一時期、電源の強力な物が良いと 長岡鉄男さんの様に言い切る人が居たくらいだ。
また、コンデンサも音楽用が良いと言われもしているが.....

私はその昔真空管AMPを作っていたときは確かに真空管はメーカによって音が違っていた。
抵抗はソリッドは酷かった!がカーボンと金属皮膜の違いは分からなかった。
コンデンサーはカップリングにオイルコンデンサーを使うのが常識だったから、差は分からなかった。

最近AU−D907F Extra の修理でケミコンを多少良いと思われるものに交換したが
差は分からない。容量が変わっているとしている修理の人がHPで書いていたが、簡易測定器だからか
誤差の内だった。大体、ケミコンは誤差が大きい。それにDC−AMPでは電源、トーンコントロール
関係以外で、特に音が通るトコでは使われて居ないので音質に影響がどれほどあるのか....
よほど、大音量で鳴らせば差が分かるかもしれないが....
A−150のピークインジケータで0.3Wも点かない位で聞いているには分からない。

トータルな回路構成ではどうも音色が変わるようだ。
AU−D907F Extra は 一説によるとAMPのアース回路をトランスのアースを
直接シャーシに落とすのでなく抵抗を通して落とすと低音が力強くなると....。
確かにAU−D907F Extra は10Ω/1wを使っている。
AU−D607F Extra には無いようだ...。α307には10Ω/2wが入っている。
パイオニアA−150は回路図が難しく描かれているし実際の基板に部品番号がかかれていないので
良く分からない。さらに、Victorもそうだが、配線がラッピングでされている部分があり、
これが分解できなくしている。メーカはラッピングをハズスんだろうな....。
ま、結果はVictor A−X900 パイオニア A−150は柔らかい音がする。
パワーが150W/chあるとは思えないくらいおとなしい感じである。
日本人好みのする音作りなのでは?...
LUXKITのA2110は鳴っている時間が少ないが、伸びのある音と言うより柔らかい感じのする
雰囲気が出ている感じがする。
回路的にもシンプルなパラSEPPなのでそうなのかと思う。
907、A−150、A−X900 はダーリントンでしかも相当複雑だ。
基本、ダーリントンが伸びにつながっているのでは?と思う。
オーディオの全盛時代が過ぎたからか、ディジタルAMPが普通に成ったからか、DC−AMPにふさわしい
出力Trが無いように思える。

音源がCD、ネットからの音楽だったりするからなのだろうか....。

昔のプレーヤを出してきて、聞くとテクニクスの205C−\で鳴らすのだが、
高音が柔らかく伸びがある様に感じるのはどうしてか?
比較するとどうしてもCDが硬い感じがする。
DVDのdtsで録音されたものはサスガに違う。
パソコンにつないだSP YAMAHA のNS−L1でもハッキリと違いが分かる。
残念ながらDiana Krall の Love Scens しかもっていないので....。
でも、その後、DVDのdts版って見かけないな....。