古いAmp修理 3台

1:YAMAHA CA-1000

現象:時間が経つと、ガサゴソと異音がする。しかも、音量も盛大に。

以前、トーンコントロールと、メインのTr,ケミコンを交換し半田付けの怪しそうな箇所も再半田付け
して、3年くらいはよかったが...、原因は不明、
あちこちのSWをいじると出たり直ったり、
3日目に運良く、トーン回路のSWをいじるとすごい音がでた。
SWの半田付けがだめになっていると思い、あちこち再半田付け。さらにコンタクトスプレーで
清掃。
結果OKの様でそれ以降はいい音で鳴っている。
回路図はオークションで落札したときに付いてきた。その前にYAMAHAに回路図は出せないか?
電話で聞いたら、良い声の女性だったが、けんもほろほろに体よく断られた、から、これはありがたかった。
一部、図面と実際が違うところも有ったが、回路図の有無は大きい。

だが、このCA−1000の問題はこの時代の部品は多くが半田付けが困難だったような感じ。
ペーストを塗ってやっと何とかという感じ、しかも、端子が隣と距離がないので、ブリッジしそうになる。
ま、何処が悪かったかはっきりしないが、結果は良いのでしばらく使えそうである。


2:SANSUI AU-707 

現象:CA-1000と似たような、音質は違うが、ザザザーと言う異音がかなりの頻度で鳴る。
以前、一部のTrやケミコンを交換し問題なかったが、2年ほどでこのように...。


全部は交換してないので、怪しそうな箇所のケミコン交換、幾分か良くなったのだが、
まだ、発生する。
SWや入力端子、出力端子もコンタクトスプレーで清掃。
半田付けも確認。

一応、異音はしなくなった。古い装置は錆が問題になる。ケミコンも弱い。
電力ようの大きいコンデンサーはよほどで無い限り問題はないのだが...。
SWの半田付けは切り替え時に振動が加わるせいか見た目より意外と問題があるようで、
再半田は有効である。めんどくさいが...。

古い時代の部品の半田付けはやっかいである。半田がくっつきにくいからである。
端子のメッキか、素材が半田になじみにくいので、ペーストを使うが何度か辛抱強く、
なおかつ、部品や基板を壊さないように...。でも、だめになる時も多いので、
それなりの補修をする。

一応、結果は良かったようで、その後、何日か半日以上続けて使っているが、大丈夫に様である。

3:DENON PMA-500

現象:連続的にザザと大きな音でないがズーット鳴っている。

気になる、電源の場所のケミコンを交換、OK!と思ったが、1時間もしないうちに、再発。
前の2台と同様にな対処をした結果。静かになった。
その後、何日も問題ないのでOKとしたが、使う場所が他のAmpに置き換わっているので、
しばらくは予備軍としている。

考えると、製造年月日が1970年代の初期のモノなので、メーカは違うが同様な症状になり、
対策もだいたい似たような傾向である。

音質は、個人的にはいずれもウオームな感じが気に入っている。

この後、Pioneer A-V1200を確認したが、SWの接触不良がある位で、問題はないのだが、
音質は前の3台より電源が弱いのか、音の質が、堅く冷たい感じである。
前の3台は毛質のような感とすれば、これはボールペンと言った感じである。
AV Ampなのでエフェクトが極初期的なものではあるが、一応、普通のAmpには無い機能が
付いているし、周辺もAV装置の切り替えができる様になっている。
確かに、DVDを見る分には使えるかと思うので、とりあえずDVDを見るための装置という位置づけで
しばらくは使ってみる事にする。当面のSPは YAMAHA NS-L1 小型なので音声中心に聞くには良い。
音楽を聴くとなると物足りないのだが、AV様として問題ない。

まだ、要修理品はあるのであるが、今回はこれで打ち止め。

SANSUI AU-707は
DIATONE DS-401 で古きよき時代のポピュラー音楽、この頃はJazzとポップスは分離してなかったと
思う時代だが、その頃の音楽を聴くには実に時代の臭いまで代言してくれるようで気に入っている。

YAMAHA CA-1000 は
VictorのSX-3U改を鳴らしている。DIATONE DS-401 はJazz依り だが こちらはムード音楽、ポピュラー
向けである。日本の弘田三枝子、ザ・ピーナツを聞くのはこちらだろう。
僕たちの洋楽ヒット Best 60’s 1960〜69 を入手したが、これに合う。

私の青春時代まっただ中の音楽である。